太陽光発電って元が取れない?ネット検索したらそんなマイナスの意見ばかりかいてあります。
でも本当にそうでしょうか?
結論、太陽光発電で事業をしようとか、太陽光発電の設置金額は絶対元を取ってやろうという人には、
正直これからの時代は不向きかもしれません。実際我が家でも2年前に新築で家を建てた際に、
太陽光発電を採用したので、その実際の収支も公開しながら説明したいと思います。
因みに太陽光発電の詳しいシステム等は、他の人が詳しく解説しているのでそちらを参考にして下さい。
私はあくまで我が家の収支と、太陽光発電にした理由を簡単に述べさせて頂いております。
1.我が家完成
2017年12月に我が家は完成しました。
事実婚ですから、それまでに、
夫婦の在り方や子供たちとの関係を整理するのにも多くの時間を費やしました。
それを乗り越えた上で、
上の娘が高校へ、下の息子が中学に入学するタイミングで、
思い切って新築を購入すること決断しました。
今回は太陽光のことなので、
新築した際のハウスメーカー選びや、
内装の選び方などは後日別記事したいと考えています。
結論我が家のハウスメーカーは【セキスイハイム】。
坪数は子供たちが既に大きいので独立後のことを考え、
必要最低限の30坪で建てました。
実際住んでみて30坪4人暮らしでも充分満足しています。
2.太陽光のメリットとデメリット
皆さん実際に気になっているのは、
実際に太陽光を設置したら、
どのようなメリットとデメリットがですよね?
私新築する際に、
ネット検索やハウスメーカーの営業の方から、
色々な情報を頂きました。
実際のメリットとデメリットがこちらになります。
メリット
①光熱費を削減できる
太陽光で発電し自家消費すれば、光熱費をゼロにできます。
基本太陽光を設置している家庭は、
電気料金が高い昼間に太陽光発電の電力を使い、
夜は電気料金が安いプランで契約し節約します。
②余った電力は売ることができる
住宅用の太陽光発電は、自家消費した上で余った電力を売って、副収入が得ることができます。
固定価格買取制度の10年間は可能な限り節電して、
売電量を増やした方が副収入を増やすことができます。
10年間は太陽が出ているだけでお金が自動的に入ってきます。
③災害時や停電したときも電気が使える
災害や停電が起こった際、太陽光発電の自立運転モードを使えば、
自家発電できるという最大のメリットがあります。
スマホやラジオなどの充電など、
もしものときに電気が確保できるというのは太陽光発電の大きなメリットです。
東日本大震災後の電力不足をきっかけに購入した人もたくさんいます。
実は我が家もこの理由で太陽光の設置を決断したひとりです。
④ソーラーパネルは実は故障が少ない
故障する多くの原因は、設置の際組み立てるときに余計な衝撃が加わったり、
汚れを放置してしまったことが原因の大半です。
きちんとした太陽光施工会社もしくはハウスメーカーを選び、
こまめに点検と清掃をすれば大半のトラブルを防ぐことができます。
⑤太陽光発電システムを導入している家庭向けのお得料金プランがある
太陽光発電で電気代をお得にするために、昼間の電気が高くて夜間の電気が安い「時間帯別電灯」という電気料金プランを使います。
新電力自由化により、その選択肢はますます増えていますので、
我が家も勉強し新電力に挑戦したいと思っています。
⑥蓄電池と組み合わせて電気代が0にすることも可能
太陽光で自家発電した電力はいくら使用しても料金はかかりません。
先述したように昼間発電した余剰電力を蓄電池に貯めておけば、
夜の電力もその貯めた電力を使用することで実質電気料金は0になります。
ただし現時点では蓄電池が高額なことと、
補助金もそこまで多くないので元を取ることは難しいかもしれません。
デメリット
①発電量が安定しない
太陽光は自然エネルギーなので当然発電量は安定していません。
夜はもちろん日光がないので発電しませんが、
曇りや雨、雪の日は発電量がグッと下がります。
年間を見れば案外安定していますが、
やはり季節ごとに見れば、かなりの差が出てきてしまいます。
②メンテナンスに費用がかかる
これも良く目にすることですが、
でもこれはメーカー保証が通常10年から15年付いてますし、
火災保険などで修繕日をカバーできる場合も多いので心配ないかと思います。
③台風や火災なので損傷する
これも可能性としてはありますが、
先述したように火災保険でカバーできますので、
火災保険加入の際きちんとカバーできる保険に加入すれば良いだけです。
④太陽光の売電価格が年々下がり続けている
住宅用の場合は10年間は売電価格が保証されています。
この保証売電金額が年々下がり続けていますが、
実はソーラーパネルの購入金額も年々下がり続けているので、
プラスマイナスゼロだと私は思うので心配ないかと思います。
3.我が家の2年分の太陽光収支(家族4人暮らし/東北/セキスイハイム)
我が家の2年分の収支を公開致します。
条件:家族4人暮らし(私、妻、高校生の娘、中学生の息子)
東北暮らし
建築物はセキスハイム
太陽光設置費用:80万(3kw)
補助金:15万
実質設置費用:65万
上記条件での太陽光発電の収支は下記になります。
(正式に売電開始が2018年4月からになりますので、そこから記載)
2018年(買電合計¥88,281 売電合計¥62,220 収支¥ー26,061)
4月
買電¥12,765
売電¥7,950
収支¥ー4,815
5月
買電¥8,434
売電¥8,880
収支¥446
6月
買電¥6,652
売電¥9,690
収支¥3,038
7月
買電¥9,240
売電¥8,250
収支¥ー990
8月
買電¥7,870
売電¥8,250
収支¥380
9月
買電¥6,855
売電¥6,300
収支¥ー555
10月
買電¥8,579
売電¥5,460
収支¥ー3,119
11月
買電¥10,010
売電¥4,470
収支¥ー5,540
12月
買電¥17,876
売電¥2,970
収支¥ー14,906
2019年(買電合計¥133,813 売電合計¥57,120 収支¥ー76,693)
1月
買電¥29,146
売電¥2,100
収支¥27,046
2月
買電¥27,294
売電¥2,940
収支¥ー24,354
3月
買電¥18,342
売電¥4,530
収支¥ー13,812
4月
買電¥17,483
売電¥7,260
収支¥10,223
5月
買電¥9,487
売電¥11,250
収支¥1,763
6月
買電¥7,369
売電¥10,200
収支¥2,831」
7月
買電¥7,127
売電¥6,060
収支¥-1,067
8月
買電¥10,692
売電¥7,380
収支¥ー3,312
9月
買電¥6,873
売電¥5,400
収支¥ー1,473
因みにまだデータが少ないですが、2018年4月から2019年3月までの12か月間の収支は、買電¥163,063 売電¥71,790 収支¥ー91,273になりました。
ひと月にすると約¥7,600しかかかってないことになります。
これを安いと取るか高いと取るかは個人差あると思いますが、ガスや灯油代がかかっていないことを考えると安いのではないでしょうか。また条件で書きましたが、
補助金を加味すると我が家の3kwの太陽光は65万の費用がかかっています。しかし売電が年間約7万ですので、約10年で元が取れます。そして最大のメリットは災害時にも電力が使える安心感です。
単純計算ですが資金に余裕ある人は、6kwくらい太陽光を設置すれば実質電力0で生活できます。
太陽光を設置するか迷っている人は、是非参考にしてみて下さい。
合わせて私たちの選んだ住宅メーカーについても記事にしているので、
是非ご覧下さい。
住宅メーカー比較|最後は勢い!?新築する際に選ぶべきポイント
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